発毛の仕事を始めたきっかけ②
独立前は、スカスカのロン毛頭で!
それから数年後、33歳で結婚、35歳で独立をしました。
田舎者(島根県出身)にとって大阪は何でもあって、雰囲気が明るいし、暗い自分にとっては凄く魅力的な空間でした。
美容師を続けるに当たって、学んだ事を活かせるのも都会の大阪が良いと判断してお店を構えました。
しかし根っからの田舎者なので、都会のど真ん中で仕事を続けるよりは、緑の見える郊外の方が自分に合っている事の気付き、妻の実家に近い堺市に出店しました。
目の前に仁徳天皇陵の森が見える、いいロケーションのお店です。
毎年百舌鳥八幡宮のお祭りがあり、少しですがそのお手伝いをさせて頂いています。
今では地域の皆様に可愛がって頂けるサロンになりました。
出店から20年以上になりますが、ここで仕事が出来た事はとても有難い事と感謝しています。
子供のお宮参りの後、バッサリとショートヘアに!
話を独立する前に戻しますが、美容師バブルで賑やかになった美容界ですが、ヘアカラーの需要が爆発的に伸び、スタッフの手荒れや、お客様の髪のダメージも進んでいました。
もちろん細毛や抜け毛を心配されるお客様も、同時に増えておりました。
しかし、美容師側の技術や知識がついて来ておらず、その問題を解決出来ないまま年月が過ぎていきました。
それから、システムトリートメントなどが出て来て、髪の手触りは良くなって来ていましたが、人工的で重たい質感にとても違和感を感じていました。
手荒れ問題が大きくなって、せっかく美容師を目指して美容学校を卒業しても、就職した途端に手荒れが原因で辞めざるをえなくなった人を何人も知っています。
そんな事もあって独立時には、全てオートシャンプー機を揃え、スタッフの手荒れを出来るだけおこさないようにしました。
そして業界では当たり前でしたが、業務中に使う安い粗悪なシャンプーは、自店では一切使わず、お客様に販売している高級なシャンプー剤を営業中に使用しています。
今ではこうしているサロンは増えましたが、まだ半数の美容室では粗悪な材料を使っていると思います。
カラー剤やパーマ剤も厳選して、ダメージが起こらないように出来るだけ手間を惜しまずに営業を続けました。
そうした成果、スタッフの手荒れはほとんど出ませんでしたが、中にはもともとアトピー性皮膚炎がひどい人もいて、手袋使用してのシャンプーも認めたりしながらお客様とスタッフのケアを考えた営業を心掛けていきました。
思い返せば、この頃から頭皮や髪や体に優しい美容師を目指していて、それが今の発毛を目指す土台になっていtたと思います。
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