発毛するために、脂質につて正しく理解しましょう！

３大栄養素の最後は脂質です。
今よくテレビで耳にするオメガ３は脂質の一つにあたります。
鰯や秋刀魚や鯵などの青魚に含まれるEPAやDHAがこれにあたります。

「健康に良いので青魚を食べましょう！」と流れていますが、何故身体に良いのか皆さんはご存知でしょうか？
ネットで調べると沢山出てきますので、ぜひ一度ご自分で調べてみては如何でしょうか。
私の見解とネットやテレビの情報とは少し違うかも知れませんが参考にして頂ければ嬉しいですね。

飽和脂肪酸は身体に悪い？

巷の情報では、飽和脂肪酸（牛脂やラードなどの脂）は身体に悪いと言われています。
しかし、私はこれも必要と考えています。
不足すると血管が脆くなり、脳出血などのリスクが高まります。
但し摂りすぎると反対に血管が詰まり、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす原因になります。

３７兆ある人間の細胞の細胞膜一つ一つがこの脂質で作られています。
出来るだけ身体に良い油を摂ることが身体を元気にすることに繋がります。
そして何事にも適量が大切にしましょう。

飽和脂肪酸には、短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸があります。
皆さんは、炒め物をする時にどんな油を使いますか？
私はいろんな油を試しましたが、中鎖脂肪酸にあたるココナッツオイルをよく使います。
飽和脂肪酸は酸化しにくく、クセも少ない油で、熱に強いので炒め物には最適です。
ギーとかバターも使いますが、香りやコクが強く風味をつける場合には適切かと思います。

長鎖脂肪酸にあたるラードや牛脂、コーン油や紅花油は炒め物に合いますが、体外に排出しにくい油で私には重く感じます。
重くなくサラッとして味の邪魔をしないココナッツオイルが私は好きですね。
皆さんも是非いろんな飽和脂肪酸を試して下さい。

不飽和脂肪酸の勘違い？！

不飽和脂肪酸は、冬の寒い日でも、基本的には冷蔵庫の中でも固まりません。
オメガ３（α-リノレン酸、EPA,DHA)、オメガ６（リノール酸）、オメガ９（オレイン酸）の３種類あります。

オメガ９は、悪玉コレステロールを下げる働きがあり、腸の働きを助けます。

オメガ６は血管を硬くする効果や、免疫を過敏にする働きがあり、病気や怪我押したときに活躍します。

しかし摂り過ぎるとアトピーや花粉症や炎症系の疾患の原因になります。
又、コレステロールの悪玉と善玉両方を下げる働きがあるので注意しましょう。

オメガ３は、血管を柔らかくしたり、血栓を取り除く働きがあります。
又、免疫を穏やかにし炎症を抑える働きがあります。

今問題になっている事は、現代人の食べ物が、オメガ６が過剰に増え、オメガ３が極端に少なくなっている事です。
その結果、炎症系の病気（アトピー皮膚炎、花粉症、潰瘍等内臓疾患、癌、喘息、血管系疾患などあるとあらゆる病気）に繋がっています。

現代人にはどんな油をどれくらい摂ればいいの？

ではどれくらいの脂質を摂取すれば良いでしょうか？
オメガ９（オリーブオイルやアボガドはこれに当てはまる）は体内で作ることが出来るので油を取り過ぎなければ良いでしょう。

問題はオメガ３とオメガ６のバランスを１対４にするのがベストです。
現代人の平均が１対１０とも言われ、これでは病気を引き起こしてしまいます。

サラダ油などを使った料理を控え、蒸し料理や煮炊き物を増やし、アマニ油やエゴマは生のままサラダなどで摂りましょう。
私は、コーヒーにスプーン１杯のアマニ油を入れて飲みます。美味しいですよ。

発毛の話をしますと、脂漏性の脱毛の方がおられます。
頭皮が真っ赤に炎症を起こし、毛根部に脂がべったり絡まっています。

まさに悪い脂質の過剰摂取により、頭皮が炎症し皮脂が過剰に分泌し絡まった状態です。
食べ物を変えれば治りますが長くほったらかしていると頭皮が弱り抜け毛が進行します。

この脂質も発毛にとって身体にとても重要な栄養素になりますね。
正しい知識を持って、髪が元気になるように頑張りましょう！